よくあるご質問

こちらのよくあるご質問ページでは、
プラスチックに関する様々なご質問を
Q&A形式にて掲載しています。

もしこちらのページのないご質問がありましたら
当サイトメールフォーム又はお電話にてお気軽にご連絡下さい。

プラスチックの耐熱温度はどのくらいですか?

プラスチックのタイプによって耐熱温度は大きく異なりますが、
一般的にはマイナス80度から360度までと言われています。

例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどの一般的なプラスチックは
低温での使用に適していますが、高温になると軟化して変形する傾向があります。
一方で、ポリアミドやポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの特殊な
エンジニアリングプラスチックは、より高温に耐えることができます。

身近な例で言うと、皆様は車内にプラスチック製品を持ち込んで放置した際に、
高温で変形した経験はありませんか?

実は、自動車にも多くのプラスチック素材が使用されています。
このような条件下で、通常のプラスチック製品では変形が起こる可能性がありますが、
自動車メーカーはこの問題を考慮し、車体にて使用するプラスチック部品は高温に耐えるプラスチックを選択しています。
そのため、車体へ使用しているプラスチック部分は高温にさらされても変形せず、耐久性が確保されています。

プラスチックに電気は通りますか?

一般的にプラスチックは絶縁体としての性質を持ち、電気を通すことはありません。

しかし、特定の条件下でプラスチックに導電性を与えることができます。
例えば、プラスチックに金属の微粉末やカーボン繊維を添加することで、
導電性を持たせることができます。
これにより、プラスチックが電気を通す能力を持つようになります。

プラスチックの灯油缶に長期間、灯油を入れておいても問題はないですか?

基本的に灯油を入れて使用することはお勧めできません。
プラスチック製の灯油缶の多くはポリエチレン製ですが、
長期間灯油を保管することで様々な問題が生じる可能性があります。

まず灯油は時間の経過とともに劣化し、その品質が低下します。
特にポリエチレン容器は光や熱に敏感であり長期間の直射日光や
高温の環境下では劣化が進みます。

また灯油そのものが腐食性を持ち、プラスチック容器に影響を及ぼす可能性があります。
これにより、容器の密封性が損なわれ灯油の漏れや外部からの影響を受けやすくなります。

灯油缶には以下のような使用不可な例があります

  • 切削油や潤滑油など
  • 界面活性剤を含む洗剤や石鹸水など
  • 特定の消毒液
  • 消防法規定の容器として指定されている石油やガソリンなどの物
  • 一斗缶やペール缶で販売されているシンナーなど

その他にも灯油缶で使用できない物が存在する場合がありますので、
缶を使用する前に製造元に材質の確認を行うことをお勧めします。
もし長期間の灯油の保管が必要な場合は、専用の金属製の容器や密閉性が高く耐久性のある材質で
作られた容器を使用することを検討しましょう。

ポリ容器にガソリンを入れて運びたいと考えているのですが、問題ないですか?

ポリ容器にガソリンを入れることは絶対に行わないでください。

ガソリンは常温でも非常に引火しやすく、その可燃性蒸気はマイナス40度でも発生します。
この性質は、わずかな火花や静電気などの点火源が存在するだけで
引火する可能性があることを示しています。
さらにポリ容器は通常、電気を導通しないため静電気を放電することができず、
容器内のガソリンの周囲に静電気が蓄積しやすくなります。
この静電気が放電されると、火災の原因となる可能性が高まります。

また、ガソリンの気体は空気よりも重く、ポリ容器内で底に溜まりやすい傾向があります。
そのため、容器のフタを開けたままにしておくとガソリンの気体が漏れ出して周囲に広がり、
意図しない火災の原因になる恐れがあります。

さらにセルフ式のガソリンスタンドでも、自らガソリンや軽油を
容器に入れることは消防法で禁止されています。
この規制は、安全性を確保するための措置の一環ですので、必ず順守するようにしてください。

プラスチックとは、どんなものか詳しく教えてください。

プラスチックは、私たちの日常生活で広く使用されている素材ですが、
JIS日本工業規格によれば、「高分子物質を主原料として、人工的に有能な形状に形作られた固体」と定義されています。

この定義は、プラスチックが化学的に合成され、
高分子化合物から作られていることを示しています。

プラスチックはその性質によって大きく二つに分類されます。
一つの種類は、熱を加えると固くなり、再び熱を加えても溶融しない性質を
持つ熱硬化性プラスチックです。
この種類のプラスチックは、一度固まると加工が難しく再利用が難しい特性があります。
しかし、その強度や耐久性が高いため、自動車部品や電子製品部品、
電子製品部品の現場で多く使用されています。

もう一つは、熱を加えることで柔らかくなり、
冷やすと固まる性質を持つ熱可塑性プラスチックです。
この種類のプラスチックは、再び熱を加えることで溶融して加工することができます。
一般的な例としては、シャンプーやリンスのボトルや
ペットボトル・ビニール袋などが挙げられます。

またプラスチックは天然の松や漆から出る脂を真似て作られているため、合成脂とも呼ばれます。
この合成脂を使用して作られるプラスチックは様々な形状や用途に応じて製造されており、
私たちの生活に欠かせない素材の一つとなっています。

プラスチックの起源を教えてください

プラスチックの発明は、19世紀後半にアメリカで始まりました。
その最初の一歩は、1868年にジョン・W・ハイアットによって踏み出されました。

ハイアットは、当時高価で希少な素材である象牙を代替するための材料として、
ビリヤードの玉に使える新しい素材の開発を目指していました。
この目標に向けて、彼はセルロイドという新しいプラスチックを生み出しました。
セルロイドは動物の角や骨・象牙などの代替品として、さまざまな製品に使われましたが、
その後の発展には火災の危険性などの問題も浮上しました。

1909年、レオ・ベークランドという化学者がセルロイドの欠点を解消するために、
新しいプラスチックであるベークライトを発明しました。
ベークライトは熱硬化性プラスチックであり、セルロイドよりも耐熱性に優れていました。
そのため、電気の絶縁体や耐熱性のある製品などに広く使用されるようになりました。

日本でも、1914年にはフェノール樹脂が石炭から製造され、
プラスチックの製造が始まりました。
その後、1949年には塩化ビニルの生産が始まり、
1958年頃には政府の政策によって石油化学工業が推進され、
プラスチックの大量生産が始まりました。
これにより、プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材となり、
さまざまな産業で幅広く利用されています